PDREは、Plan(プラン二ング)→ Do(実施)
→ Review(レビュー) → Evaluation(価値づけ)
→ Plan(プランニング)を繰り返す、
進化のためのスパイラルアップサイクルです。
PDCAと何が違う?
よく使われる業務効率化のためのフレームワークとして、 ”PDCA”が有名です。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し回して業務の改善を目指すもので、企業研修でもよく教えられるものですね。
しかしこれらをあてはめたワークをするたびに、いつも違和感を覚え、しっくりきませんでした。
PDはよいとしても、CAがどうもしっくりこない。教える人の説明も何かふわっとしたものばかり。本来の目的からはずれて、PDCAの書き方ばかりに翻弄していたように思います。そんな感覚ありませんか?
もしあなたが同じような感覚をお持ちでしたら、あなたは、「改善」では飽き足らない、「改革や進化」を好む人なんです!
そもそもが、PDCAサイクルは、品質管理や業務改善のためのフレームワークです。CAステップは目標どおりであったかの確認。つまり、目標がMAXです。事業にあてはめてみると、コストダウンにはぴったりのアプローチですが、これらからは売上アップは生まれません。
もしPの段階で売上アップを企画しても、そもそも売上アップなんて計画どおりいくことの方が少ないわけで、逆に目標を上回る結果を出したときや、予想外の結果になったとき、CAはほどんど機能しません。
ただ、PDCAを否定しているわけではありません。生産ラインなどでは、常にこれらを用いて改善することが好ましく、それらに合った人もたくさんいます。
ゼロがMAXではなく、もっと上を目指したい人や、そのようなことを考えるのが好きな人は、PDCAに違和感を覚えるのです。
そこで考えだしたのが、PDREです。
PDREは
基本的にPDCAとPDフェーズは同じですが、CAでなくREです。
Rはレビュー、Eはエバリュエーション(価値づけ)です。実施していることを区切り、しっかりレビューする。そして、結果がプランどおりであっても、上回っていても下回っていても、それらを価値づけし、そして最大化して次のPをする。何かを実行したあとはこの"REP"が大事なのです。そして次のDをする。
そのようなサイクルがPDREであり、これらによって進化を続けられるのでサイクルというよりもスパイラルアップしていく感じです。
PDREは、PDCAサイクルでも対応できる内容も包含できます。なのでPDCAと使い分ける必要はなく、PDREだけで考えることで十分です。
PDREは、立志創世塾の「思考実践」の一つのキーワードとして適用し、9年間の実績があります。
トレーニングをすることによってすぐに身につく、成果につながる思考法です。
PDREのポイント
• 区切りなくして R はできず
• R なくして E はできず
• RE なくして P はできず
D を繰り返しても惰性の行動であり、Dの前に REP してこそ成長します